『群衆心理』を読んだ感想

会社の中にいる自分と、一人でいる時の自分とが異なる理由を知りたくて読んだ。本書によれば、単に大勢の中にいるだけで不可抗的な力を感ずるようになり、本能のままに任せるようになるという。また、人間は指導者に服従すること本能的に望んでいるという。これは以前読んだ『自由からの逃走』を想起した。

客観的に振り返ると、私は自分で考えることができてなく、その環境の正解を自分の行動原理に当てはめている。従順で波風は立てないけど、自分の意思で行動しているわけではない。つまり日和見主義、事なかれ主義、思考停止…。もし仮に自分の命が脅かされるような状況に置かれた時に、自分を守ることはできないだろう。


これを群衆心理のせいにするのは簡単だが、群衆の中でも自分の意見を主張できるようになれば、望んでいるキャリアを実感できるだろう。これは当面の課題になりそうだが、弱点だと認識して対策を練り行動していきたい。