集団の中での思考力について

大阪のとある読書会に参加したことをきっかけに、キャッシュフローゲームというお金の勉強会に週2ペースで通っている。8~9回既に参加しているが、なかなかゲームでうまく行ったためしがない。たまたま運よく上がれたことは何度かあるが、自分の実力とは到底言えない。俺って覚えの悪い人間だなぁ、、最近そればかり考えている。

 

仕事においてもゲームにおいても、物覚えのいい人と悪い人の差とは何だろうか。今日のゲームでは、斜向かいにゲーム10回目の参加者がいた。彼は自分と同じくらいのゲーム経験なのに、自分よりはるかに頭を使って判断をしている。自分は一つ一つの判断を明確な根拠を考える自信がなく感覚で行っているのに、彼はゲームのゴールを意識して戦略を立てて進めているように見える。彼と自分の違いは何なんだろう?俺はゲームの途中から彼に意識を向けていた。

 

彼を観察する中で気づいたことがあった。それは、彼は明らかに自分の頭を使って考えていること。そして、私は自分の頭で考えているようで、実は周囲の人が何を考えているのかを考えていること。そこで以下のような仮説を考えた。

 

「一部の人は集団の中にいる時、一人でいる時よりも思考力が低下するのではないか」

 

この仮説が正しいならば、現在進んでいるテレワークの加速につながるかもしれない。なぜなら、会社に出勤して人と一緒に働くよりも、在宅勤務やテレワークで働いたほうが、思考力が高まり仕事の生産性の向上につながる可能性があるからだ。

 

仕事で最近気づいたことは、仕事に責任を持つことが必要だということ。当たり前かもしれないが、今の自分にはそれができていない。もっと言えば、自分の人生にも責任を持てていない。時々、自分の人生どうでもいいやって投げやりになる。自分の人生を良くするために努力するか、自分にはいい人生を生きる値打ちもないから今の会社にいいように使われる人生にするか。今俺の目の前には二つの選択肢があるように思う。冒頭で話したキャッシュフローゲームはお金のリテラシーを高めていい人生にすることを目的にやっているが、そんなことに現を抜かしてないで今の仕事に全力で集中したほうがいいのではないか。しかし、今の仕事に集中して優秀なサラリーマンになったとしても、5年後10年後の自分って今の5年10年上の先輩だよね。そうなりたいのかどうかだよねってよく言うけど、それを望んでいるわけではないのは事実。ネガティブ思考のスパイラルにはまってきた。

 

集団での個人の思考力の低下について、今後も考えていく。